Column
コラム

たくちゃんの日常(トレーニング講習会)

トレーニング
著者:川辺拓史

先日の休館日、スタッフ向けのトレーニング研修を開催しました。

個々のニーズにあわせた提案やパーソナルトレーニングができるよう基礎から一歩踏み込んだ内容まで、座学と実技を織り交ぜて行いました。


私が運動を始めた昭和の時代は、トレーニングは伝統とか根性論が中心でした。
それが大学時代 留学先でパワーリフティングを続けるためPE(Phisical Education)を第二専攻として取ると、
単に重たいものを持ち挙げるだけの筋トレや練習だけでなく、トレーニング科学とその理論についての講義が半分も占めていました。
日本語でもなかなか頭に残らないテクニカルワードも多く、辞書を使ってもチンプンカンプンなまま終わったところもありましたが、無事にPhisical Trainer認定まで取ってきました。

しかし当時の日本ではトレーナー認定など意味のないもので、大学を出てまでスポーツクラブやジムに就職するという考えもない時代。
暫くは夢中になって勉強してきたことも忘れていました。

それが40になるころ体力も知識ももったバリバリのイントラやトレーナー達と一緒に仕事やトレーニングをする機会を得ると、普通にトレーニングしていたのではとても周りに追いつかず練習台にもなれません。
人は歳をとればとるほど体の反応が鈍くなるのは自然の摂理、過去の経験から同じようにやっても同じにはならず、より科学的、効率的なトレーニングが求められることを身をもって感じました。

同じ時間をかけてトレーニングしても、人によっては変化が見られる一方、変化が見られない人もいます。またこうした職業が成立するのも、 ”知っている” か知らないかの違いによるもの。
勿論、どんな効果的な方法を知っても、それを確実に実践するだけの根性は必要です。

ザムロッド会員の皆さんには、私たちが変化のきっかけを与えることができたらという想い取り組んでいます。

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