Column
コラム
すね肉や角切りは安価、低脂質なので、うまく利用したい食材です。
これを美味しく柔らかく調理するには、圧力鍋がオススメです。
圧力鍋を使えば、カレー、シチュー、煮物など、ベースの味付けを変えるだけで簡単に色んな料理ができます。
今日は牛丼にしてみましたが、すね牛丼は食べ応えありながら、重たくなくてサッパリしています。
私の材料は牛スネ、角切り、ニンニク、ショウガ、玉ねぎ、ゴボウ、ネギの青い部分、酒、醤油、黒糖、昆布と鰹節でつくった出汁。
私が肉の圧力調理で気をつけているポイントは、
まず肉は酒の入った水で軽く下茹でして灰汁を抜きます。
野菜の灰汁も有害なため、圧力鍋にまとめたあともすぐに蓋をせず、灰汁が出なくなるまで丁寧に取り続けます。
アク抜きに手間をかけた方が円やかになるので、他の料理でもこの工程は大事にしています。
そこから圧力をかけて30分。
火を止めたら2~3時間冷まして落ち着かせます。蓋を開けると上澄みに薄っすら脂が浮いているので、それを取り除いてから再び圧力調理30分。 最後にもう一度冷まして上澄みの脂を取り除いて完成です。
脂質が気にならない人は脂を取り除く必要はありませんが、一度冷まして二度火にかけることで味に深みがでて素材に味が染み込むので、時間はかけた方がイイです。
玉ねぎは溶けて水分になり、肉は箸でつまむだけでホロホロほつれるほど柔らかくなります。
ダイエット中やボディメイク中でもヘルシーな低脂質・高たんぱく料理が楽しめます。