Column
コラム
「もち麦」とか「押麦」って白米に少しだけ混ぜるのが一般的だと思いますが、私の主食は麦率30~100%。
もち麦はなかなか大袋で買えないので、残り少なくなると割合を減らしてますが、余裕あるときは白米は使わず麦100%飯にしています。
そのまま炊いてしまうとポソポソして箸で摘めなかったり、ご飯っぽくない食感になるので、米粒麦と半々の割合にして、2~3時間水に浸してから、シリアル用のオートミールを少し加えて炊いてます。溶けたオートミールがいい働きしてくれます。
一昔(ふた昔?!)前は ”麦飯は貧しい人が食べるごはん”みたいなことを言われていましたが、今は麦の方が少し贅沢な感じ。
麦のなかでも「もち麦」は外皮を一部残したもち性の大麦で、外皮を完全に取り除いたうるち性の「押麦」「米粒麦」に比べて食物繊維量が多くなっています。
<100g中の食物繊維量>
もち麦 12.9g
米粒麦(押麦)8.5g
玄米 3g
白米 0.5g
食物繊維は炭水化物の中に入っているので糖質というイメージを持っている人が多いようですが、
厚生省の定義は「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」とされていて、消化吸収されないから糖ではないです。最近では『第6の栄養素』とも呼ばれていて、1日20g以上の摂取を勧められてます。
その食物繊維には「水溶性」と「不溶性」があって、大麦には約 7:3 の比率で両方含まれています。
<水溶性食物繊維>
水溶性で粘着性があって、小腸の栄養素の吸収速度を緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑えます。
コレステロールを吸着して体外への排出してくれます。
<不溶性食物繊維>
腸内の水分を吸収して、腸内活動を活発化し、便秘解消になります。